探 訪 記 (東京都)
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2007年01月31日(水)晴 外気14.8℃ 湿度40.5% |
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平櫛田中彫刻美術館(ひらくしでんちゅう) | ||||||
1月20日(土)テレビ東京12chの22時放映、「美の巨人たち」の番組で、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)「鏡獅子」 驚異の木工を観て感動しました。107歳の長寿を全う。数多くの作品を残し100歳の時に20年後の制作に必 要な彫刻用の原木を購入するなど生涯制作にへの意欲は衰えることはありません!彼が座右にしていた銘に 「いまやらねばいつできる わしがやらねばだれがやる」この言葉からも驚異的な長寿の巨匠の心境が現れ ていると思いました。ホント人生など長いようで短い物だと思います。出来るときに精一杯やらなければいけない なと、人生一度だけですから!彼の生き様になにか通じるところを感じ、彼の仕事場と彫刻が見られる小平市 平櫛田中彫刻美術館に行ってきました。 閑静な住宅街にある小平市平櫛田中彫刻美術館は、日本近代木彫界の巨匠、平櫛田中(本名:平櫛倬太郎) の終えんの館を保存し、一般公開するため、昭和59年10月に開館、又貴重な木彫作品保存のため不燃の建物 を増築し、展示館として平成6年2月に開館。和風建築の記念館も公開されています。国立能楽堂の設計で知ら れる建築家、大江宏氏の設計で昭和44年に建設。田中翁が98歳、別名九十八叟院(そういん)呼ばれるそうで す。全体が平屋で天井が高く、たぶん当時設置されたと思う各部屋にあるインターホンがなにか懐かしい。茶室 横の中庭には100歳になって用意された一つに、30年間は創作活動が続けれるだけの彫刻用原木(※クスノ キ)が乾燥のため寝かせてあります。樹齢推定500年、直径約1.9m、重量約5.5tが鎮座している。これで日 本画家の横山大観・地唄舞の武原はんの像等制作の予定で、特にはん像は色々な検討が進められていて、代 表作鏡獅子に匹敵する女人の舞姿を彫りたい意向があったそうです。田中(でんちゅう)が全てを結集し、20年の 歳月をかけて完成したのが生涯の大作「鏡獅子」です。幾多の苦心と曲折を経て、像高2メートルの彩色を施し たこの作品は、現在国立劇場正面ホールに展示してあるそうです。番組でも映像が出てきましたが一度は現物 を見てたいものです。縮小サイズ(高さ58cm)はこ美術館の第2展示室で見ることが出来ます。田中(でんちゅう) 語録の中に「今日もお仕事、おまんまうまいよ、びんぼうごくらく、ながいきするよ」・「六十、七十は鼻たれ 小僧、男ざかりは、百から百から、わしもこれからこれから」・「人間いたずらに多事、人生いたずらに年を とる、いまやらねばいつできる、 わしがやらねばたれがやる」この言葉は自分自身を奮い立たせるな〜 そ う思うのは私だけだろうか! ※クスノキは色調が複雑で独特の味わいと芳香があり、古くから仏像や画等に使用されている。 |
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美術館入口 | 茶室横の庭園 | 彫刻用原木のクスノキ | ||||
問い合わせ | ||||||
平櫛田中彫刻美術館 住 所 東京都小平市学園西町1−7−5 電 話 042−341−0098 観覧料 一般 300円(200円) 小・中学生 150円(110円) ( )内は団体で20人以上。 開館時間 10:00〜16:00 休館日 毎週火曜日(祝日の場合その翌日) 駐車場 なし(了解を得れば2台位可能)近辺のコインパーキングを利用。 |
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